学校法人 愛知江南学園 誠信高等学校

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高校生の声がまちに届くー 3.11を忘れないためにー

2026.03.12

東日本大震災から15年となる3月11日、本校の生徒たちが江南駅西口にて募金活動を行いました。

今回の活動は「高校生フェス」の取り組みの一つとして、尾張東部地域の高校生たちが協力して実施したものです。本校からは生徒会を中心に、軽音楽部の生徒や自主的に参加した生徒を含め9名、さらに他校の生徒1名を加え、計10名で活動を行いました。13時30分から約1時間半にわたり呼びかけを続け、募金額は16,666円となりました。皆さまの温かいご協力に心より感謝申し上げます。

この活動の中心となったのは、生徒会の松原君です。自ら軽音楽部にも声をかけ、協力してくれる生徒を集めました。生徒会の仲間から「全校放送で呼びかけてみてはどうか」という提案もあり、教頭先生に相談して全校放送で協力を呼びかけることもできました。

実は当初、松原君は「呼びかけても誰も来てくれないかもしれない」と不安を抱えていたそうです。しかし仲間の応援や協力を受ける中で気持ちが変わり、当日は誰よりも大きな声で募金の呼びかけを行っていました。その姿は、とても頼もしく感じられました。

活動の中では、心に残る出来事もありました。

募金をしてくださった方の中には「私は仙台出身です。こんな場所で、こんな高校生たちの姿に出会えるとは思いませんでした。頑張ってください」と声をかけてくださった方もいらっしゃいました。生徒たちもその言葉に胸が熱くなったようです。

また、駅を利用するさまざまな方々が足を止めてくださいました。

一度通り過ぎたあとに戻って募金をしてくださる方、バスの待ち時間にベンチから立ち上がって協力してくださる方、コンビニでもらった小銭を入れてくださる方など、多くの温かいお気持ちに触れることができました。

活動を始めたばかりのころは少し遠慮がちな声だった生徒たちも、時間が経つにつれて顔が上がり、しっかりと前を向いて呼びかけるようになっていきました。社会の中で自分たちの声が届き、人々が応えてくださる。その経験は、生徒たちにとって大きな学びになったようです。

そして、震災が発生した午後2時46分。

今なお見つからない方々、そして犠牲となられた方々への思いを胸に、生徒たちは東北の方角へ向かって手を合わせ、募金活動を終えました。

その後、17時からは鶴舞公園で行われた追悼式にも、愛知県内の高校生たちが集まり、震災への祈りを共有しました。

このような体験を通して、生徒たちは地域社会とつながり、自分たちにできる行動について考える貴重な機会を得ることができました。これからも、人を思いやる気持ちを大切にしながら成長していってくれることを願っています。